孔氏国際オークション
孔氏国際オークションは成立以来、大型の芸術オークションを数回、大衆収蔵品オークションを数十回開催し、出品点数は1万点以上にのぼり、書画、骨董品、陶磁器、 玉器、油絵、彫刻、贅沢品等多くの収蔵領域のオークションを行いました。国内外の芸術品のオークション、展覧、文化交流等をメイン事業とし、国内外の収蔵家に物品流通の高効率化、必要な人に必要な物をと高品質な交流の場を与えています。
玉香堂
伽羅(きゃら)は、日本の香道において最高級の香木として知られています。その起源は古く、奈良時代(710-794)にまで遡ります。伽羅は東南アジアを中心とする熱帯地域で産出され、日本には主に貿易を通じてもたらされました。
伽羅
伽羅の香りは、その独特な深みと甘みが特徴で、古くから貴族や武士たちに愛されてきました。平安時代には、貴族たちが香を焚いてその香りを競い合う「香道」が発展し、その中でも伽羅は最高の評価を受けました。
戦国時代になると、伽羅はさらに特別な存在となりました。織田信長(1534-1582)は、その斬新な戦術と統治だけでなく、文化や芸術の保護者としても知られています。信長は茶道や香道にも深い関心を持ち、その文化を奨励しました。彼の遺品には高級な香木が含まれており、その中には伽羅もあったと伝えられています。
伽羅
江戸時代には、香道はさらに広がりを見せ、武士や庶民の間でも楽しまれるようになりました。伽羅はその希少性と高価さから、特に重要な場面や儀式で使用されることが多く、その伝統は現代まで続いています。
伽羅の香りは、単なる芳香ではなく、歴史と文化の象徴として人々に受け継がれています。その深遠な香りは、古の時代から現代まで、日本の美意識と精神文化を映し出す貴重な遺産です。
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